トップリーダーと学ぶワークショップに参加して | 東進ハイスクール成城学園前駅北口校|東京都

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2020年 9月 6日 トップリーダーと学ぶワークショップに参加して

こんにちは。担任助手3年の鈴木凜です。

最近、天候が不安定で出かけるのにも傘が欠かせませんね…皆さん、体調管理には十分気を使っていきましょう。

さて、今回は昨日自分がスタッフとして参加したトップリーダーと学ぶワークショップについて書きたいと思います。講師は野村ホールディングス株式会社元社長の古賀信行さんでした。(皆さんはよくご存じの野村証券という会社を持っているグループです。)古賀さんは昨年度まで経団連という、日本の代表的な企業1444社、製造業やサービス業の主要な業種別全国団体109団体、地方別経済団体47団体から構成される、総合経済団体の副会長も勤められていたすごい方です。(天皇陛下の御前でお話をされたこともあるそうです。)

古賀さんは今回の公演で~若さが支える日本の未来~というテーマで、自身の経験を踏まえ、これまでの社会の変化やこれからの社会の方向性についてお話してくださいました。そのなかで特に自分が重要だと感じた3つのポイントをお伝えしたいと思います。

発展を阻害するのは達成感である。

このメッセージは古賀さんが講義を通じておっしゃっていたテーマでもありました。日本では”失敗=リスク”という考え方が蔓延しており、新たなイノベーションが起きづらいという状況があります。またこれらに加えて古き慣習を受け継ぐことをよしとしている風土があるため、新たな考え方やテクノロジーが認められにくい環境にあります。たとえば、海外に行くとほとんどの国でキャッシュレス化が進んでおり、日本のように紙幣や硬貨で支払いをする人は少数派といえます。日本でも近年になってやっとキャッシュレス化が進んできているといえますが、世界の先進国と比較すると遅れをとっており、テクノロジーの利便性を生かすことができていないのは明確です。このほかにも、個人単位での投資を行わず、家計の資産のほとんどを貯蓄しているなどの面にも日本人のリスクを恐れる一面が出ているといえます。こうした原因として、日本人の現状に満足するという達成感があげられる古賀さんは述べられていました。今ある状況に満足するからこそ、その先にある進化は生まれてきません。これは外部的なものに要因があるのではなく、私たちの内部的な環境に問題があるといえるのです。

②『まだはもうなり』⇔『もうやったはまだなり』

古賀さんは講義の最後に学生の皆さんに向けてこのメッセージを送られていました。学生になっても大人になっても、「まだまだ自分は….」と言っている人が多いとおっしゃていました。そのように口にしている人ほどあっという間に時間が経っていき、年をとってもまだまだやれるとばかり意気込んでいるの人が多いのが日本社会の特徴であるそうです。若い人たち(特に皆さん)は今起きている問題を決して他人事のように考えず、自分事として考えること癖をつけることが大切です。一方、年長者は引き際を考えて早いうちに若い人に地位を譲り、若者が新たなアイデアをもって多くの変化をもたらす社会の構造を作り出す必要があるともおっしゃっていました。高校生の皆さんは若さ(=時間)という最大の武器があるからこそ、多様な事象に触れる機会を作り、その中で自分なりの仮説を立てて物事を考える必要があるということです。

③優れたリーダーは”大づかみする能力がある人”

このお話はある生徒の「古賀さんが考える優れたリーダーとは?」という質問に対してお話しされていた内容です。古賀さんは優れたリーダーは数値や統計を読み取り、状況を把握する定量的な分析力よりも。さまざまな事象に触れ、定性的な指標で時流を読むことができる人が優れているとおっしゃっていました。こうした能力を身に着けるのはかなり困難であり、古賀さん自身もこうしたリーダーになることを目指してらっしゃったそうですが、なかなか難しかったとお話ししていました。高校生の皆さんはまずはさまざまなニュースについて触れ、大まかな時流をつかむ力を身に着けていけるようにしましょう。

 

以上が自分が今回の公演会に参加して、生徒の皆さんに伝えたかったポイントです。この講演会には僕自身参加するのは2度目なのですが、高校生のうちからこうした学びの機会を設けている生徒はとてもたくましいといつも感じさせられます。実際に講義を聞いて、ディスカッションをしている生徒たちのクリエイティブなアイデアや積極性が見られてよかったと思います。通常では絶対に聞くことができないような講師の方のお話を聞き、自分の将来について考察する機会とするという意味でも、この『トップリーダーと学ぶワークショップ』は改めて素晴らしいイベントだと思っています。成城学園前駅北口校の生徒でまだ参加したことのない生徒、または参加したことがある生徒も、自分の興味関心のある会でもそうでない会でも、必ず大きな学びがあるというイベントなので、ぜひ参加しましょう!!