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2021年 9月 28日 復習の2大法則!
こんにちは!昨日に引き続き、担任助手4年の鈴木凜です!(またとか言わないで、、、)
今日は皆さんに復習の時に知っておくとよい2つの法則をお伝えしたいと思います!知らない人はもちろんですが、知っている人は改めて意識してみてください!
①エビングハウスの忘却曲線
ます1つ目はエビングハウスの忘却曲線です。これは知っている方も多いのではないでしょうか?簡単に説明すると、人間は1日前に覚えたはずの内容の56%を忘れてしまうというものです!知らない人にとっては衝撃的ですよね。だからこそ、覚えたことは1日で忘れるものだと思って定期的にメンテナンスするということが重要です。
しかし、この実験には裏があって、”被験者にとって興味を持てないような情報”(無意味な単語の羅列など)を記憶させられたものであり、「自分自身が興味を持てないような内容はすぐに忘れてしまう」ということを証明した実験でもあったんです。これは皆さんの勉強に言えることかもしれませんが、勉強は単語や記号を丸暗記するだけがすべてではありません。内容をしっかりと理解して、複数の事象を絡めながら物事を体系的にとらえていく必要があります。
特に地歴公民・理科科目なんかは、覚えることが多くなると思いますが、自分の勉強していることにしっかり興味を持つことから始めていきましょう!
~まとめ~
・エビングハウスの忘却曲線は、人間の記憶力の不安定さを証明した実験。自分を忘れる生き物だと思って定期的な復習を忘れない事
・興味のあることは忘れない!意味のないことは忘れる!まずは自分の受験科目を好きになること!
②ラーニングピラミッド
ラーニングピラミッドとは、アメリカの国立訓練所が学習方法と学習定着率の相関性について調査し、作成したものになっています。(詳しくは調べてみて!)この研究によると、各学習方法とその定着率は以下のようになります!
学習方法 | 定着率 |
講義 | 5% |
読書 | 10% |
視聴覚 | 20% |
デモンストレーション |
30% |
グループ討論 | 50% |
自ら体験する | 75% |
他人にレクチャーする | 90% |
この表から読み取れるように、単に講義を受ける(パッシブラーニング)だけでは私たちは5%の学習定着率しか発揮できていないということになります。逆に言うと他人に教える(ティーチング)は学習定着率でいうと90%というパフォーマンスを発揮しており、かなり効率的な学習方法だということがわかります。
しかし考えてみると当然のことです。自分で学んだ内容を他社に説明する際、「どうやったら伝わるだろう」「自分の言葉で噛み砕くとどう表現できるだろう」「どんな例を用いればわかりやすいだろう」などといったことを思考すると思います。これを皆さんは知らず知らずのうちに実践できているのです。
普段の勉強では相手に教えながら進めることはなかなか難しいかもしれませんが、”もし誰かに教えるとしたら”という想定で勉強することは可能です。自分でも理解に苦しんだ内容はぜひ第三者に説明するところまでイメージして学習してみてくださいね!
~まとめ~
・ラーニングピラミッドとは学習方法と学習定着率の相関性を調査したもの
・人間は誰かに何かを教える時、もっとも高い学習定着率を発揮する
・普段から誰かに教える想定で勉強するのが良い。
今日は復習の際に役立ちそうな法則2つを紹介しました。普段は勉強の内容ばかりで息が詰まると思うので、たまにはこういった豆知識などを取り入れて楽しく勉強を進めていくことも大事です!(ちなみに大学ではこういうことを研究するんですよ笑)
もう9月の終盤ですが、秋に向けて頑張っていきましょう!
鈴木凜