日本史の勉強について | 東進ハイスクール 成城学園前駅校 大学受験の予備校・塾|東京都

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2022年 9月 26日 日本史の勉強について

寒くなりもう秋かと思っていたら日差しは強いという寒暖差の激しい季節になってまいりました。

私が受験生のとき、この頃に体調を崩したので特に受験生の方々は体調に気を使ってください!!!
こんにちは!担任助手の塚本耕平です。
 
 さて、題名の通り本日は日本史についてというお題なわけですが、日本史選択の方々は日本史は得意でしょうか。勉強法についての内容ですので、日本史選択でない方は少し飛ばして大丈夫です。
 
 日本史の勉強で最も大切なことは2点です。最もなのに2つとはという疑問はさておき、1点目は「流れをつかむこと」です。流れをつかむ勉強とは、細かい事項や人名などの暗記をやめ、政権がどのように変遷するのか、何氏から何氏へと動くのかなどの大雑把な「流れ」を掴んでください。
 
 一見この勉強法は点数を取るうえで無駄な勉強だと思われますが、この「流れ」なしに日本史の勉強は成り立ちません。今までの日本史では丸暗記で対応できていたと思いますが、大学受験ではそうは問屋が卸しません。範囲は日本史全て且つ、細かい人名や事件名まで聞かれ、経済史などの一つの分野に焦点を当て年代を横断する問題が出るなど相当複雑化します。この「日本史」を攻略するには今自分が何を(どの時代のどういった動きなのかを)勉強しているのか把握しながら勉強をすることが最も効率の良い勉強法です。自分の勉強範囲を俯瞰するためには全体の流れを把握しなくてはいけません。このため、大雑把に最初から最後まで勉強してください。覚えるという意識はあまり必要なく、むしろ早く何週も勉強してください。
 
 2点目は「理論的に説明できる」ようにすることです。理論的と呼ぶと理系の皆様に怒られてしまうかもしれませんが、今回は「原因」と「結果」を明確に把握することという定義です。
 因果関係を明確にしておくことは記憶をする上ではもちろん大切ですし、何より忘れてしまった場合に試験会場で因果関係から推察して正解を導くという手法を使えます。丸暗記では忘れてしまえば手も足も出ませんが、因果関係を抑えていればある程度戦うことができます。
 
 日本史選択をしていない方へ言いたいことはただ一つ、ある程度は日本史について知っていてほしいということです。「日本史が何の役に立つんだ」と思われると思いますが、東進ハイスクールに通う皆様であれば今後海外にはばたく機会や、日本史について詳しくない方と交流する機会があると思います。ないと思ったそこのあなた、あります。そういった場合に日本史の話は話題の種になりますし、自国のことを知らないと恥ずかしい気持ちになるそうです(留学経験者がそう語っていました。)ので、ざっとで良いので軽く覚えておくと良いことが起きるかもしれません。
 
 長々と日本史の勉強について語ってきましたが、いかかでしょうか。
 今日から約二週間をかけて(寄り道しつつ)各科目の勉強法シリーズを始めますので、苦手科目や得意科目がブログにアップされる日をお待ちください。